ジョイントマットと防振マットの違い|4タイプ比較【2026年版】
ジョイントマットと防振マット・ゴムチップマットは何が違うのか、素材・厚み・用途の観点で整理します。薄手ジョイント・厚手ジョイント・ゴムチップ・硬質タイプの4製品を比較し、自分のトレーニング内容に合ったマットの種類の選び方をわかりやすく解説します。
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ホームジム用のマットを探すと、「ジョイントマット」「防振マット」「ゴムチップマット」という複数の呼び方が出てきて、何がどう違うのか分かりにくいと感じる方は多いはずです。本記事では呼び方の違いを整理したうえで、薄手・厚手・ゴムチップ・硬質という4タイプの製品を実際に比較します。
この記事でわかること
- 「ジョイントマット」「防振マット」「ゴムチップマット」という呼び方の違い
- 薄手・厚手・ゴムチップ・硬質という4分類の素材と用途の違い
- 4製品を横並びにした比較表と、用途別のおすすめ
「ジョイントマット」「防振マット」は何が違うのか
まず整理しておきたいのは、両者は同じ階層の分類ではないということです。
呼び方の違い
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ジョイントマット | タイル状のパーツを組み合わせて敷く「形状」を指す呼び方(素材はEVAフォームが主流) |
| 防振マット | 振動の伝達を抑えるという「機能」を指す呼び方で、形状は問わない |
| ゴムチップマット | ゴムチップを圧縮成形した「素材」の名称。単品売りが基本 |
つまり対立構造ではなく、ジョイントマットという形状の中に防振性能を訴求する製品としない製品が混在しているというのが実態です。選ぶときは呼び方ではなく、素材の硬さ・厚み・重量で判断するほうが失敗が少なくなります。
「防振試験済み」「防音試験済み」といった表示は、第三者機関による試験か製造・販売元による自社試験かで信頼度が変わります。表示だけで判断せず、試験主体が明記されているかを確認してください。
なお、ダンベルを落としたときの衝撃音を厚みごとに比較した記事はダンベル落下音対策マット比較にまとめています。本記事は「なぜ種類が違うのか」を軸にしているため、あわせて読むと選びやすくなります。
タイプ別おすすめ4選
素材・硬さ・厚みの違いから、ホームジム用マットは大きく4つのタイプに分けられます。それぞれの代表製品とあわせて確認していきます。
1. 薄手・軽負荷向け: Yes4All ジョイントマット12枚セット

イエスフォーオール(Yes4All) トレーニング用ジョイントマット 12枚セット
62cm角×11mm厚のEVAタイルを12枚セットで、約1.1平米をカバーする定番のYes4All製ジョイントマット。とても手頃な価格帯にある。
- 62cm角のタイルを12枚使用し、約1.1平米という広さをカバーできる
- 厚さ11mmのEVAフォーム構造で、床への負担を和らげてくれる
- サイドパーツが付属し、敷いたときの縁もすっきりと見える仕様である
- 取り外しと収納が簡単で、部屋のレイアウト変更にも対応する構造
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¥2,373
厚さ10mm前後のEVAタイル。ヨガ・ストレッチ・自重トレーニングなど、床への衝撃が小さい用途に向くタイプです。代表例のYes4Allは62cm角×11mm厚のタイル12枚セットで、約1.1平米をカバーする定番モデルです。価格は¥2,373、レビュー数は11431件件と実績のある製品ですが、商品説明上「筋トレ・重量器具の衝撃には非推奨」と案内されています。
このタイプは軽負荷用途向けです。ダンベルなど重量物を落とす可能性がある種目では、次に紹介する厚手タイプやゴムチップマットを検討してください。
2. 厚手・防音志向: AIRHOP ジョイントマット12枚セット

AIRHOP 12枚 4.46㎡ トレーニング ジョイントマット
60cm角×1.2cm厚の高密度EVAマットを12枚セットで、4.46平米をカバーする大判サイズのAIRHOP製ジョイントマットである。防音・防水仕様。
- 60cm角のタイルを12枚使用し、4.46平米という広さをカバーする仕様
- 厚さ1.2cmの高密度EVAフォームを採用し、耐久性を高めている構造
- 防音・衝撃吸収・防水のいずれの機能にも対応した仕様になっている
- 十字模様の表面加工により、滑り止めと汚れ防止を兼ねている作り
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¥6,599
厚さ12mm〜20mm程度で、防音・衝撃吸収を訴求したタイプです。代表例のAIRHOPは60cm角×1.2cm厚の高密度EVAマット12枚セットで、4.46平米という広い面積をカバーします。価格は¥6,599、レビュー数は237件件です。ダンベルの上げ下ろしなど中程度の負荷を想定した用途に向いていますが、表示された防音性能は自社評価に基づく可能性がある点も踏まえて、参考情報の一つとして捉えてください。
3. ゴムチップ・高重量向け: SLDS ゴムチップマット50mm厚

【SLDS】ゴムチップマット 50mm厚 500×500mm(単品1枚)
デッドリフトなど高重量種目向けに作られた、厚さ50mmのゴムチップ製プラットフォームマット。SLDS製で単品販売されているタイプである。複数枚連結可。
- 厚さ50mmの業務用ゴムチップ素材を採用したプラットフォーム構造
- デッドリフトなど、高重量を扱う種目に向いた仕様になっている構造
- 重量は約10kg/枚あり、床にしっかりと定着しやすい重さがある
- 専用のジョイントプラグが3個付属し、複数枚を連結しやすい設計
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¥4,400
天然ゴム・合成ゴムのチップを圧縮成形した素材で、EVAフォームより密度と重量が高いのが特徴です。代表例のSLDSは厚さ50mmの業務用プラットフォームマットで、単品1枚(500×500mm)での販売、専用プラグにより複数枚を連結できます。価格は¥4,400、レビュー数は11件件です。重量約10kg/枚と重く、床にしっかり定着しやすいのが特徴で、デッドリフトなど高重量のフリーウェイト種目を扱う人に向いています。
ゴムチップマットは単品販売が基本のため、必要な設置面積から逆算して枚数を決める必要があります。バーベルの可動域や足の踏み込み位置を考慮し、余裕を持ったサイズで検討してください。
4. 硬質・マシン下敷き向け: リーディングエッジ 硬質タイプ

リーディングエッジ EVA素材 硬質ジョイントマット 50cm 厚み1.0cm
硬度80のEVA素材を採用した、リーディングエッジ製の家庭用硬質ジョイントマット。重量系マシンを置いても安定しやすい硬さがある製品。50cm角。
- 硬度80という高硬度のEVA素材を採用したジョイントマット構造
- 重量のあるマシンを設置しても、しっかりと安定しやすい硬さである
- 劣化しにくく、リサイクル可能な素材を採用している点も特徴的である
- 家庭用途を想定した設計で、床保護マットとして使いやすい厚みがある
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¥5,680
一般的なタイプより硬度を高めたEVA素材で、パワーラックやマシンなど据え置き型の重量器具の下敷きとして使う想定のタイプです。代表例のリーディングエッジは硬度80のEVA素材を採用した50cm角タイルで、価格は¥5,680、レビュー数は14件件です。柔らかい防音重視のタイプと違い、衝撃吸収よりも「沈み込まず水平を保つこと」を目的にした製品と考えると選びやすくなります。重量マシンを置く床の耐荷重そのものが気になる方は、マンション床の耐荷重チェッカーもあわせて確認してください。
4製品の比較表
| 項目 | Yes4All 薄手 | AIRHOP 厚手おすすめ | SLDS ゴムチップ | リーディングエッジ 硬質 |
|---|---|---|---|---|
| タイプ | 薄手ジョイント | 厚手ジョイント | ゴムチップ | 硬質ジョイント |
| 素材 | EVAフォーム | 高密度EVAフォーム | ゴムチップ圧縮成形 | 高硬度EVA(硬度80) |
| 厚み | 11mm | 12mm | 50mm | 10mm |
| 想定用途 | ヨガ・自重トレーニング | ダンベル使用の中負荷トレーニング | デッドリフト等の高重量種目 | 重量マシン・ラックの下敷き |
| 重量物の衝撃 | 非推奨 | 対応(自社評価含む) | 対応想定 | 沈み込み抑制が主目的 |
| 販売形態 | 12枚セット | 12枚セット | 単品1枚(連結可) | 単品1枚 |
用途に合ったタイプを選ぶ
薄手・厚手・ゴムチップ・硬質の4タイプから、トレーニング内容に合った1枚を選びましょう
※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。
用途別おすすめガイド
総合評価
4.2/5用途別の目安は次のとおりです。
- ヨガ・ストレッチ・自重トレーニング中心: 薄手ジョイントマットで十分なケースが多いです。ただし重量物を扱う予定があるなら最初から厚手タイプを検討したほうが後々の買い替えを避けられます
- ダンベルを使う中負荷トレーニング: 厚手ジョイントマットが価格と性能のバランスに優れます
- デッドリフト・スクワットなど高重量のフリーウェイト種目: ゴムチップマットが床への定着感・耐久性で有利です
- パワーラック・マシンなど据え置き型の重量器具: 硬質タイプで水平を保ちやすくします
マットはあくまで衝撃吸収・振動対策の一助であり、「これを敷けば苦情が来ない」と保証するものではありません。床や壁への音の伝わり方は建物の構造・床材・階数によって大きく変わります。深夜・早朝のトレーニングは避け、必要に応じて管理規約も確認してください。より広い視点での騒音対策はホームジムの階下騒音対策ガイドにまとめています。
よくある質問
ジョイントマットと防振マットは何が違いますか?
「ジョイントマット」はEVAフォーム製のタイルを組み合わせて敷く形状の名称で、「防振マット」は振動を伝えにくくする機能を指す呼び方です。両者は排他的な分類ではなく、ジョイントマットの中にも防振性能を訴求した厚手タイプがあれば、防振を主目的にしたゴムチップマットのように別素材の製品もあります。
ゴムチップマットとジョイントマットはどちらが防音に向いていますか?
高重量のバーベル種目や、床への定着感を重視するならゴムチップマットが向いています。密度が高く重量もあるため、設置後にずれにくい点が特徴です。一方、軽負荷のトレーニングやレイアウト変更の多い部屋では、施工性に優れるジョイントマットのほうが扱いやすい傾向があります。
薄手のジョイントマットに重いダンベルを落としても大丈夫ですか?
薄手タイプは商品説明上、筋トレや重量器具の衝撃を想定した設計ではないと案内されている製品があります。ストレッチや自重トレーニングなど軽負荷用途を想定した製品と考え、重量物を扱う種目には厚手タイプやゴムチップマットを検討してください。
硬質ジョイントマットはどんな場面で使いますか?
硬質タイプは硬度の高いEVA素材を使い、重量マシンやラックなど据え置き型の器具を安定して置くことを想定した製品です。柔らかいマットの上に重量マシンを置くと沈み込みやガタつきが出ることがあるため、マシン下敷き用途では硬質タイプのほうが扱いやすい場面があります。
マットを敷けば必ず騒音トラブルを防げますか?
マットは衝撃を和らげる有効な対策ですが、床や壁を伝わる音の大きさは建物の構造・床材・階数によって大きく変わるため、「これで苦情が来ない」と保証されるものではありません。マット選びに加えて、トレーニング時間帯への配慮や管理規約の確認もあわせて行うことをおすすめします。
「防振・防音試験済み」という表示はどの程度信頼できますか?
第三者機関による試験か、製造・販売元による自社試験かで信頼度が変わります。表示だけで判断せず、試験主体が明記されているかを確認し、自社試験である可能性も踏まえて参考情報の一つとして捉えることをおすすめします。
まとめ: 呼び方ではなく素材と厚みで選ぶ
「ジョイントマット」と「防振マット」は排他的な分類ではなく、形状と機能という別の軸の呼び方です。選ぶときは呼び方に惑わされず、素材の硬さ・厚み・重量が自分のトレーニング内容に合っているかを基準にしてください。軽負荷なら薄手タイプ、中負荷の可動域が広い種目なら厚手タイプ、高重量のフリーウェイトならゴムチップ、重量マシンの下敷きなら硬質タイプというのが基本的な目安です。