デッドリフト 床 保護 自宅|ゴムマットと合板の選び方【2026年版】
自宅でデッドリフトをするときの床保護を、20mmゴムマット・合板プラットフォーム・50mmゴムチップマット・バンパープレートで比較。Wout・MUSCLE FACTORY・RITFITなどの選び方、施行令85条の出典つき床荷重の注意点と管理規約の確認まで整理しました。
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自宅でデッドリフトを始めると、最初にぶつかるのが床の問題です。バーベルを床に下ろすたびに、フローリングの傷や凹み、階下への振動が心配になります。この記事では、デッドリフトの床保護を、ゴムマットの重ね敷き、合板とゴムで作るプラットフォーム、バンパープレートの併用という3つの方向から整理します。
先にお断りすると、本記事は音や振動を実測したデータを持っていません。伝わり方は建物の構造(RC造・木造・鉄骨造)・床材・階数・マットの種類で大きく変わります。そのため「これなら苦情が来ない」とは書かず、メーカー公表の情報と一般的な考え方を目安としてお伝えします。
デッドリフトの床保護は、まず20mm以上のゴムマットを敷き、落下が多いならバンパープレートに替え、高重量ならプラットフォーム(自作か50mm完成品)を足す順番が目安です。条件別の整理は目的別の選び方にまとめています。
最初の1枚として、20mm厚で4枚組のゴムマットがあります。

KaRaDaStyle ゴムマット ジムマット 20mm 防音 防振 ホームジム 筋トレ 50角 4枚セット
防炎物品の適合表示があるジム用ゴムマットの4枚組。表面EPDM2mmと裏面SBRチップ18mmの2層構造で、約1平米をデッドリフト用に敷ける。防振性はメーカー公表。
- 日本防炎協会の防炎物品に適合しているとメーカーが公表している
- 表面EPDMと裏面SBRチップの、20mm厚2層構造のマット
- 4枚で約1平米の広さとなり、デッドリフト用の足元スペースに使いやすい
- メーカー公表では、防音・防振性を高める構成になっているとされている
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この記事でわかること
- デッドリフトで床が傷む理由と、保護の3つの方向性
- 20mm以上のゴムマットを選ぶときの見方
- 合板とゴムのプラットフォームを自作する場合の考え方
- バンパープレートを併用するときの注意点
- 床荷重と管理規約で確認しておきたいこと
デッドリフトで床が傷む・響く理由
デッドリフトは、バーベルを床から引き上げて、また床に下ろす種目です。床にとっての負担は次の3つに分けられます。
- 点での接触: プレートの縁やバーが、狭い面積で床に当たります。フローリングでは傷や凹みになりやすい部分です
- 衝撃: 下ろす動作で、重量物が一瞬で床に力を伝えます
- 振動の伝わり: 衝撃は床を通って建物に伝わり、階下で音や振動として感じられることがあります
器具や使い方で衝撃の大きさは変わります。ここで大切なのは、床の問題は「傷・凹み(上から見える被害)」と「音・振動(下に伝わる影響)」の2つに分かれることです。厚いゴムマットは両方に効く可能性がありますが、同じ対策で両方が解決するとは限りません。
プレートの素材ごとの着地音の違いは、プレート素材による騒音の違いで詳しく整理しています。ダンベルを落としたときの音の話はダンベル落下音とマットの比較も参考になります。
ゴムマット20mm以上を重ね敷きする方法
最も手軽なのが、厚さ20mm以上のゴムマットをバーベルの設置位置に敷く方法です。置くだけで始められ、不要になったら片付けられます。選ぶときは、次の点を見てください。
- 厚さ: 本記事では20mm以上を目安にします。薄いジョイントマットは足元の保護には使えても、バーベルを下ろす位置には不安が残ります
- サイズと枚数: 立ち位置とバーの設置範囲を覆える面積があるか。1平米前後から2平米程度が一般的な目安です
- 重さ: 軽いマットはずれやすく、重いマットは動かしにくい代わりに安定します
- 素材: EPDMやSBRのゴムが一般的です。においや表面の滑りやすさにも注意してください
| 項目 | MUSCLE FACTORY 20mm | KaRaDaStyle 20mm 4枚 | Wout 20mm 8枚おすすめ |
|---|---|---|---|
| 厚さ | 20mm | 20mm | 20mm |
| 構造 | EPDM表面+ゴムチップ裏面の2層 | EPDM2mm+SBRチップ18mmの2層 | 高密度EPDMゴム |
| カバー面積の目安 | 1枚ごと(枚数は購入時に確認) | 約1平米 | 約2平米 |
| 特記事項(メーカー公表) | カッターで切って調整可 | 防炎物品の適合表示あり | 3年保証・カット調整可 |
上の表は、各社の商品ページに記載されたメーカー公表の仕様をまとめたものです。実際の音や振動の低減量は、設置する建物で確認してください。

MUSCLE FACTORY ゴムフロアマット 20mm トレーニング 防音 防振 衝撃吸収 筋トレ ジム ラバーマット 50×50cm
表面EPDMゴムと裏面ゴムチップの2層構造で厚さ20mmの床保護マット。1枚約4.5kgあり、カッターで切って敷き詰められる。防音性はメーカー公表では優れるとされる。
- 表面EPDMゴムと裏面ゴムチップの2層構造になっているマット
- 厚さ20mmで、バーベルを下ろす場所の床の保護に使える床保護マット
- 1枚約4.5kgの重さがあり、置くだけでずれにくいとメーカーは説明している
- カッターで切って、部屋の寸法に合わせてすき間なく敷き詰められる
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¥2,880
¥2,880 / 10件
1枚あたりの重さがあるタイプは、置くだけでずれにくいとメーカーは説明しています。

Wout ジムマット 50×50cm 厚さ20mm 8枚
高密度EPDMゴム製で厚さ20mmの8枚セット。約2平米を覆えるため、ラック下やプラットフォーム代わりの床保護に使える。3年保証付きでカット調整も可能。
- 高密度EPDMゴム製で、1枚約4kgあり硬度59とメーカーが公表
- 50×50cmのマット8枚セットで、約2平米の床をまとめて覆える
- お届けから3年間の保証が付いているので、長く安心して使いやすい
- カッターで切ってサイズを調整でき、別売の連結部品も組み合わせて使える
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¥11,980
¥11,980 / 25件
足元からバーの位置までを広くカバーしたい場合は、8枚セットのように面積を取れるタイプが使いやすくなります。
重ね敷きの考え方
マットを2層に重ねると、衝撃を受け止める層が増えるため、床の保護には有利に働くと考えられます。ただし効果が「2倍になる」といった数値化はできません。重ねるときは、次の点に気をつけてください。
- 上下のつなぎ目の位置をずらし、段差ができる部分を減らす
- 上に乗るときに端がめくれないか確認する
- バーを下ろす位置が、マットの中央付近になるようにする
ジョイントマットとゴムチップマットの違いは、ジョイントマットとゴムチップマットの比較で比べています。
合板とゴムで作るプラットフォーム
もう一段しっかり床を守りたい場合は、プラットフォームを組む方法があります。ウェイトリフティングの本格的なプラットフォームは、中央に木製の台、両側にゴムのストリップを置いた構成が海外の解説サイトで紹介されています。バーベルを下ろす中央は硬い木、両側のゴムはプレートやバーが跳ねるのを抑える役割です。
自宅で「合板+ゴム」の構成を試すときの考え方を整理します。以下は一般的な構成例であり、特定の寸法や施工を保証するものではありません。
- 構成の例: 床に厚めのゴムマットを敷き、その上に合板を置き、さらにその上の足元にゴムマットを重ねる
- 寸法の考え方: 立ち位置とバーを下ろす位置の両方を覆える大きさにする。大きくするほど重くなり、運び込みも難しくなる
- 固定の考え方: 賃貸や集合住宅では、床に接着・ネジ止めしないで置くだけにとどめる
- 合板の扱い: 端面でケガをしないよう面取りする。表面が滑りやすくならないよう、ゴムを重ねる
合板やゴムを重ねると、設置する範囲の荷重が増えます。バーベルの重量に加えて、プラットフォーム自体の重さも床にかかります。個別の住戸の床について「問題ない」と言うことはできません。床荷重の考え方は次の節と、マンション床荷重チェッカーの解説で確認してください。
高重量のデッドリフトを前提にした、厚さ50mmのゴムチップ製プラットフォームマットも販売されています。自作が難しい場合は、完成品を検討するのも手です。

【SLDS】ゴムチップマット 50mm厚 500×500mm(単品1枚)
デッドリフトなど高重量種目向けに作られた、厚さ50mmのゴムチップ製プラットフォームマット。SLDS製で単品販売されているタイプである。複数枚連結可。
- 厚さ50mmの業務用ゴムチップ素材を採用したプラットフォーム構造
- デッドリフトなど、高重量を扱う種目に向いた仕様になっている構造
- 重量は約10kg/枚あり、床にしっかりと定着しやすい重さがある
- 専用のジョイントプラグが3個付属し、複数枚を連結しやすい設計
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¥4,400 / 11件
1枚あたりの重量が約10kgあり、床にしっかり定着しやすいとメーカーは説明しています。
ガレージなど、床がコンクリートの場所で組む場合はガレージホームジムの作り方が参考になります。
器具の脚下や大判で広くカバーするマット
デッドリフトの場所だけでなく、ラックやベンチなど他の器具の脚下まで床を保護したい場合は、用途に合ったマットがあります。

Wout ゴムマット TL-Pro 超高密3層構造 20mm厚 2枚セット
20mm厚の3層構造を採用した防振ゴムマット。トレッドミルやパワーラック、ダンベルなど大型器具の脚下に敷いて振動を軽減する用途で、メーカーは国内フィットネスジムでの採用実績を挙げている。
- 20mm厚・3層構造のゴムマットで、器具の脚部の下に敷いて振動を伝わりにくくする
- 重量物の加重を分散させる設計で、床のへこみや傷を防ぐとメーカーは説明している
- 国内のフィットネスジムでも採用実績があるとメーカーは説明している
- 15cm角・2枚セットで、パワーラックの脚部など複数箇所に配置しやすい
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20mm厚の3層構造で、大型器具の脚部の下に敷く用途だとメーカーは説明しています。国内のフィットネスジムでの採用実績があるとのことですが、効果は設置環境によって異なります。

HAPBEAR トレーニングマット プロ仕様 防音防振
高密度PVC製の大判トレーニングマット。メーカー公表では騒音を軽減するとされ、ハサミでカットしてレイアウトに合わせられる。パワーラックやダンベルなど幅広い器具の下敷きに使える。
- 高密度PVC素材の2層構造で、メーカー公表では騒音・振動を軽減するとされる
- パワーラックやダンベルなど200kgまでの重量に対応するとメーカーは説明している
- ハサミで自由にカットでき、器具の配置に合わせてレイアウトを調整できる
- 滑り止め加工でマットのずれを防ぎ、床のキズや汚れも防止する構造になっている
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高密度PVC製の大判タイプで、ハサミでカットして配置に合わせられるとメーカーは説明しています。メーカー公表では騒音・振動を軽減するとされていますが、バーベルを高い位置から落とす使い方に向くかは、必ず取扱説明書で確認してください。
バンパープレートを併用する
床保護はマットだけでは完結しません。プレート側の素材も、床への衝撃に関わります。バンパープレートは、落下を想定した厚いラバー構造とメーカーが説明している製品です。

RITFIT バンパープレート ラバーコーティングプレート バーベルプレート50mm オリンピックバーベル対応可能 ウェイトプレート 5/10/15/20/25kg 単体使用可 IWF仕様
穴径50.6mmでオリンピックバーベルに対応するラバーコーティングバンパープレートで、5〜25kgまで単体購入でき、落下時の床衝撃も吸収する仕様になっている。
- フルラバーコーティングを採用しており衝撃吸収・静音性が高い設計
- 穴径約50.6mmで標準的なオリンピックバーベルの規格に対応する
- 5kg〜25kgまで単体重量ごとに個別で追加購入することができる
- IWF仕様準拠をうたう本格的なウェイトリフティング向けの製品
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フルラバーコーティングで衝撃を吸収する設計とメーカーは説明しています。穴径は約50.6mmのため、使うバーのシャフト径(オリンピックバーか、28mm径などの一般的なバーか)と必ず合わせてください。
一方、家庭用の28mm径シャフトのバーベルには、穴径29mmのラバープレートが使われます。

IROTEC(アイロテック)ラバープレート 穴径29mm レギュラータイプ 20KG 2枚
穴径29mmで28mmシャフトに対応するラバープレートで、マットブラック仕上げにより床への傷つきや衝撃音を抑え、ビギナーからハードユーザーまで幅広く扱いやすい。
- 穴径29mmで一般的な28mmシャフトのバーベルに対応している仕様
- マットブラック塗装により重量感のある本格的な仕上がりを実現している
- ラバーコーティングにより床の傷・衝撃音を軽減することができる
- 国内老舗フィットネスブランドIROTECが手がける定番プレート
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マットブラック仕上げで床への傷つきを抑えるとメーカーは説明しています。ただし、バンパープレートとは構造が違うため、落下を前提にした使い方ができるかは取扱説明書で確認が必要です。
床保護マットとプレートをチェック
20mmマットとバンパープレートの組み合わせから始められます。価格は変動するため、リンク先で最新の情報を確認してください。
※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。
併用の順序の目安
- まず床の傷・凹みを防ぐために、20mm以上のゴムマットを敷く
- 次に、衝撃を和らげるプレート(バンパープレートなど)に切り替えられるか検討する
- それでも不安が残る場合は、合板を含むプラットフォームや50mm級のマットを検討する
なお、床に勢いよく落とすことを推奨しているわけではありません。バーを下ろすときは、コントロールしてゆっくり下ろす使い方でも音や衝撃は小さくなります。
床荷重・管理規約・安全面の確認
床荷重の考え方
マットやプラットフォームを足すと、床にかかる重さが増えます。集合住宅の床荷重を考えるときによく参照されるのが、建築基準法施行令85条の積載荷重です。
住宅の居室の積載荷重: 1,800 N/m²(約180 kg/m²)
出典: e-Gov法令検索「建築基準法施行令」第85条(積載荷重)
https://laws.e-gov.go.jp/law/325CO0000000338 (参照日: 2026年10月8日)
この数値は、床の構造計算に用いる等分布荷重の設計値です。床の実際の耐力の上限を示すものではありません。バーベルを下ろす位置は荷重が一点に集中するため、等分布の数値だけで判断できません。個別の住戸について「大丈夫」と言えるものではなく、目安として扱ってください。条文は改正される場合があるので、最新の内容は一次情報で確認してください。
詳しい考え方は建築基準法施行令85条の解説にまとめています。
管理規約・原状回復
- 分譲マンション: 管理規約や使用細則に、重量物の設置や床の改修に関する条項がないか確認します。迷う場合は、管理組合や管理会社に事前に問い合わせてください
- 賃貸: 原状回復の対象になるため、契約書の記載と、大家・管理会社への事前確認が安心です。接着や固定は避けましょう
- 時間帯: 深夜・早朝のトレーニングは、マットの有無にかかわらず推奨しません
階下への影響全般については、ホームジムの騒音・振動対策ガイドで整理しています。
安全面
- バーベルを使う種目では、器具の耐荷重を超えた使用をしないでください
- 一人で最大重量に挑戦することは勧めません。必要に応じて補助者を付けてください
- トレーニングの強度やメニューについて、本記事は処方するものではありません。持病や整形外科的な疾患がある方は、医師に相談してください
目的別の選び方
| 項目 | 傷・凹みを防ぎたいおすすめ | 振動が気になる | 高重量を扱う |
|---|---|---|---|
| 最初に試す対策 | 20mm以上のゴムマット | 20mmマットの重ね敷き+プレート素材の見直し | 50mm級マットまたは合板+ゴム |
| 併せて確認すること | マットの面積 | 管理規約・時間帯 | 床荷重・管理規約・補助者 |
デッドリフトの床保護は、①ゴムマット、②プレートの素材、③プラットフォームを段階的に足していくと、無駄な出費を抑えやすくなります。まずは20mm以上のマットから試して、それでも不安が残る場合に次へ進む、という順番がおすすめです。
デッドリフトの床保護マットをチェック
20mm以上のゴムマットから、50mmのプラットフォームマットまで。価格は変動するため、リンク先で最新の情報を確認してください。
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- ガレージホームジムの作り方
- 建築基準法施行令85条の解説
- ホームジムの床補強の考え方
デッドリフトの床保護のよくある質問
デッドリフトの床保護にはゴムマットは何mm必要ですか?
一律の正解はありませんが、本記事では厚さ20mm以上を目安にしています。高重量を扱う場合は、50mm級のマットや合板との併用も検討してください。
ゴムマットを敷けばマンションで苦情は来ませんか?
断定はできません。建物の構造・床材・階数・マットの種類で伝わり方が変わるため、管理規約の確認や時間帯への配慮と合わせて考えてください。